こんにちは、ノンズ株式会社 代表の野々下です。前職まではRailsエンジニアでした。
本編の記事では「AIにAIを任せたら、必要なのはマネジメントだった」という話を書きました。こちらはその技術編です。実際に動かしたコマンドと、ドキュメントに書いていないハマりどころを共有します。
/codex:review 等)と、codex exec の直接呼び出し。検証には後者が向いています(挙動が見える)# 1. Codex CLIのインストール
npm install -g @openai/codex
codex login # ChatGPTアカウントでOK。既にVS Code拡張を使っていれば ~/.codex の認証が流用される
# 2. Claude Code側に公式プラグインを導入
claude plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc
claude plugin install codex@openai-codex
# → Claude Code再起動後に /codex:review /codex:status /codex:result が使える
参考にしたセットアップ記事: Claude CodeからCodexを連携させるセットアップガイド(@mix_dvd さん)
Claude Codeから(あるいはシェルから)Codexに仕事を振る基本形はこれです。
codex exec --sandbox read-only --skip-git-repo-check "指示文" < /dev/null
--sandbox read-only: レビュー等の読み取り作業はこれで固定。書き込みが要る仕事だけ workspace-write--skip-git-repo-check: gitリポジトリ外の作業ディレクトリで実行する場合に必要< /dev/null: 超重要(後述のハマりどころ①)codex exec は標準入力がパイプにつながっていると「まだ指示が続く」と判断して待ち続けます。バックグラウンド実行やスクリプト経由で呼ぶと、エラーも出さずに止まったままになります(実測: 30分無反応・API未到達なのでトークン消費もゼロ)。< /dev/null で標準入力を明示的に閉じるのが対策です。
レビュー対象のコードにAPIキーやトークンが埋まっている場合、外部AIにそのまま渡すのは避けるべきです。当社ではマスク済みコピーを作ってから渡しています。
sed -E 's/[A-Za-z0-9_-]{32,}/<REDACTED_TOKEN>/g' Code.gs > /tmp/review/Code.gs
副作用がひとつ: ディレクトリ構成ごとコピーしないと、レビューAIが「設定ファイルのパスが一致しない」等の環境起因の誤検知を返します(実際に10件中2件がこれでした)。マスクはしても配置は本物に合わせるのがコツです。
Codexのレビュー指摘10件のうち、正当だったのは8件。精度としては十分実用ですが、逆に言えば2件は環境起因の誤検知でした。指摘を鵜呑みにして修正を始める前に、1件ずつ検証する工程(うちではClaude Codeが担当)を挟む前提で運用すべきです。
| タスク | 所要 | トークン | 結果 |
|---|---|---|---|
| コードレビュー(GAS+Python 159行) | 約4分 | 24.7k | 指摘10件・うち8件正当。実装者(Claude)が見落とした競合状態を検出 |
| イラスト生成(挿絵1枚) | 約2分 | 42.7k | 指示どおり・そのまま使用 |
| サムネイル生成(1200×630・日本語テキスト指定) | 約2分 | — | 日本語を一字も崩さず描画。この記事のサムネイルがそれです |
画像生成は codex features list で image_generation がstableになっていれば追加設定なしで使えます。日本語テキストが正確に入るのは正直驚きました。
どの仕事をCodexに振るかは、試行のたびに採点表(◎○△✕)へ記録して決めています。
| 作業タイプ | 評価 | 一言 |
|---|---|---|
| 別系統AIによるクロスレビュー | ◎ | 実装した本人の盲点を突く。ダブルチェックの別担当者と同じ効果 |
| 画像の量産(挿絵・サムネ) | ◎〜○ | 一発ものは強い。ブランド統制が要るものは人間側で設計 |
| (検証中)テスト生成・翻訳ほか | — | 積み上げ中 |
ポイントは「AとBどちらが優秀か」を決めることではなく、得意分野マップを組織図のように育てることです。
< /dev/null・シークレットマスク・検収工程、の3点を最初から仕込んでおくと事故らない自社の開発フローにも、この仕組みを組み込めます
ノンズ株式会社では、こうした自社検証をもとに中小企業向けのAI導入支援を行っています。「うちの開発フローにも組み込めるか」といったご相談は、30分の無料オンライン相談でどうぞ。
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